激動の2020も暮れようとしています。
誰もが、1年前は翌年がこんな年になるなんて想像もしていなかったですね。
あらゆることが息つく間もなく変化に変化を重ねた1年。
この1年をそれぞれが一生懸命に生きたことの意味は、将来わかってくるのだと思います。
この1年で、私たちは何か得たのだろうか、成長したのだろうか。
世界が暗中模索の中、今はただ、自分の心に耳をすまして、その時その時に自分が信じたことを大事に温める、そんな気分です。
最後の動画は3日連続公開の最終回、琴&アコーディオンによる「パッヘルベルのカノン」。
この曲は独奏曲として楽譜も出し動画も出していますが、コラボになるとまた違う意味合いを持ってくるような気がしています。
平たく言うと「輪唱」「追いかけっこ」を意味する「カノン」ですが、その追いかけっこの中では、自分が主張するシーン、相手の主張に寄り添うシーン、相手の主張を活かしつつ同時に自分も主張するシーン、様々なシーンを経て、最後には美しい融和によって未来へと歩を進める、そんなイメージを込めています。
大事にしているのは、自分と相手、どちらの主張も尊重するココロ。
それが重なって美しい世界が生まれる。
そのベースになっているのは、穏やかに平和に繰り返されるコード進行。
来年1年がそんな年になるよう、願いを込めて大晦日の公開としました。
どうぞご堪能ください。