「新しいお琴を楽器屋さんに選んでもらって買いました」って投稿見て、和楽器以外の人は「ハテ?」と思ったかもしれません。
「自分の楽器くらい自分で選べよ」と。
じつは、お琴は伝統的には買うときに「試し弾き」はできません。
写真のような、絃の張ってない状態でのお買い上げ、になります。
糸を張ったら、いくら弾いてなくてもそれは「中古品」扱いになってしまいます。
最近では「試し弾きできますよ」を売りにしてる楽器屋さんもありますが、それはまだ少数。
音を聞くことができずに買うことになるので、「見る目」がとても大事。
奏者側にもその知識はあるにはありますが、やはりそこは本職である楽器屋さんには勝てません。
そのため、信頼できる楽器屋さんにお任せするのベストだと思います。
生徒さんもそんな理由があるので、先生にお願いして先生懇意の楽器屋さんから買うのがベストだと思います。
生徒さんの目標とする音は、まずは自分の先生の音色だと思うので、その音をよく知ってる楽器屋さんから買うのが1番ピッタリくるはずです。
そしてまた、忘れちゃいけないのはお琴の音色的寿命は案外短く、30〜50年だということ。
一生一面の楽器で通すことはできないんです。
死ぬまでお琴をいい音で弾きたいと思ったら、寿命から逆算して(笑)買い足す必要あり。